1年半ほど前、コロナ禍でリモートでやらざるを得なかった講義だけど、グループ発表だけは希望するグループのみ講義室で対面で行っていた。当時北海道科学大学メディアデザイン学科3年の弓野詩苑ちゃんとたまたま会話を交わしたのは講義後で、仲間の真由ちゃんと私の近くの席で、制作中の室蘭水族館のARを動かしながら、教授(?)と電話していた時である。
その頃しめっちネットで、湿地の現状を多くの関心の薄い層に伝え、仲間になってもらう方法として、人形劇から湿地落語、湿地ラップにカントリーソング湿地知っちまった♪しめっちマスコット等、歌舞音曲に可愛い系までいろいろ打ち出していたが、ゲーム世代・引きこもりな人たち・ハンデキャップの皆さんを引き込むにはメタバース、VRだな!と思って、ちょっと触手を伸ばしていたところだったので、「お、なんだなんだ、その面白そうなのはなんなんだぁ!!」と話しかけ、それがキッカケで、いろいろ始まった。
当時コロナでイベントが開催できず、助成金の予算がけっこう余っていたので、これはチャンス、この機会にVRに参入し、世界初の巨大湿地VR空間を構築し、ラムサールの国際会議とかに貸し出して、がっぱがっぱと儲けつつ、多くの若者や障がいのある方なんかも巻き込んで、湿地を守ろう!と妄想を膨らませ、企みをスタートさせたのであった。
しかし当時は冬、北海道の湿地は(マイルドセブンの)白く平らな世界がただただ広がっていて、まぁたいていは地吹雪である。VR空間構築に必要な360°カメラによる緑の草原と水辺の撮影は不可能だ。
年度が変わると予算は使えない…
そこで思いついたのが(思いついたのは学生だが)湿地を守る戦隊のキャラクターづくり、そしてその3Dモデリング化、アクセサリー制作そして販売などなど。ま、予算ももちろん無尽蔵ではないので、5人の戦隊をまず作成してもらった。
もはや石狩川流域からは消えたシマアオジさん、湿地の猛禽類チュウヒくん、湿地の魚エゾホトケドジョウのホトケさま、北海道では釧路湿原付近でしか確認されていないキタサンショウウオのショウぐん、そしてお馴染みエゾアカガエルのエルくんの5名
もちろん皆、キャラクター設定されているのだ。
その上、〆っちゃーズ結成の漫画まで作っているのさ。
こんな”〆っちゃーズ”は、しめっちネット(石狩川流域湿地・水辺・海岸ネットワーク)のInstagramで、AR体験も出来るようにしてあって、この体験会も8月26日に石狩川河口で開催予定だよ。
近いうちに「生物多様性アンバサダー(仮称)」としてデビュー予定の”〆っちゃーズ”、是非ともよろしくお願いします!
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