とは言え、私が学んだり教えたりという話ではない。
私がやったことがあるのは、ここで紹介する葛布作家で友人の渡邉志乃さんの手伝いで、採取した後発酵させた葛の蔓を川で洗って、繊維として使う内皮を取る作業を手伝っただけ。でもその美しいこと、そして気持ちいいこと!
その前年に、同じく繊維が採れる、北方のアイヌが布を作るために使うイラクサの茎の採り、乾いた茎を叩いて割って、内皮を採って糸を作るというワークショップをやったんだが、これが無茶苦茶たいへんで、糸づくりひとつだけでも飛んでもなく大変なことが分かったところだった。ところがこの葛の内皮採り、もの凄く気持ちよい。程よく(これも難しいらしい)発酵させた茎だからできるらしいけど、水の中でトゥルトゥルっと溶ろけて流れ、透明に近い幅1cmくらいの美しい内皮。いずれココにも書くことにしよう。イラクサ、美味しいんだけど、内皮を採るのは超大変💦一度福島のカラムシ織づくりを見に行きたいな。(北海道のアイヌは、一度に採れる量がぜんぜん多いオヒョウの樹皮から繊維を採る)これもいつか書こう。
さてその札幌市手稲山麓に住む葛布作家の友人、渡邉志乃さん、野山に生える(邪魔者にもなっちゃってる葛湯になるつる植物)そのクズから糸を紡ぎ、素敵な葛布を制作している。
それを少しのお金で学ぶことが出来るサイトを最近つくられたみたい。
葛の糸と葛の布の作り方を学ぶ https://qr.paps.jp/CWsn8
実は伝統的な葛布づくり、今やもうできる方は殆どいらっしゃらないとか。。。
良い葛を採取し(これもなかなか難しい)ススキなどイネ科植物の納豆菌で発酵させ、程よく発酵させ、川で内皮以外を洗い流して美しい繊維を採り、それを乾かして、紡いで糸を作り、染め、織っていく(合ってるかなぁ…)
ね、とっても素敵でしょ?何だかワクワクしますよね是非見てみて下さい。
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