函館の公園のスゲ田 道南四季の杜公園
当たり前の話だけど、かつては全ての生活用品や食料は、身近な自然の中から得ていたよね。けれど交易によって他所の産物を得ることができるようになって、更に石油なんかから代用品(例えばプラスチック)が安く簡単に作れるようになって、自然なんか要らないものになってしまって、ホントは地球を汚しまくっているのだけれど、同時に自然もどんどん失われています。
なので湿地の恵みも皆が享受していたら、大事だなって思う人が増えて、湿地を子どもたちにも残せたら良いなあと思って、雨具である蓑や〆縄の材料に古来から使われていた「スゲ」という植物を殖やして使うプロジェクトを進めています。
3月、5月と富山と大阪の菅笠保存会さんらのスゲ田を見させてもらい、
毎年株分けして植えて、芽を3本に減らして施肥して、太く育てて収穫している「カサスゲ」を見たが、
果たして北海道でスゲを育成するとき、
[『カサスゲ』(分類学上の和名)を使うべきか?]
・・・一般的には水中で生息する姿を見ないし、菅笠用のスゲ田のスゲは『カサスゲ』には見えなかった
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